プライム・レディ

「! 逃げられた?」

「ああ……すまない。ちょっと油断したスキに」

 その報告に彼は眉をひそめた。

「周りに怪しまれないために足の拘束を解いていたのが悪かった」

 ガードの1人が頭を抱える。

「仕方がない。あと少し頼む」

「もちろんだ」

 力強く頷く2人に目で相づちを打ち部屋に戻る。