プライム・レディ

「う、うん。じゃあ……それにする」

 にこりと笑って精算に向かった。

「……」

 びっくりした……胸に手を当てて心臓をなだめる。

 女たちはそれを見て完全に諦めたようだ。

 フフンだ。彼は今は私だけのものよ……彼女たちの後ろ姿に鼻で笑う。

 特別な人間を独占しているのだという感覚が彼女の優越感をさらに高めた。