プライム・レディ

 少女はする事もなく暇を持てあましていた。

 あんな事を言われた後で車両を歩き回る気にはなれない。

言えば彼がついてきてくれるのは解っているのだけど……なんとなくこの空間を楽しみたい気分でもあった。

 狭い部屋で2人きり……そう思うと自然と胸がドキドキして彼を見つめる。

「……」

 指が意外と綺麗なんだ。

 細く見えるけど筋肉質よね、さすが傭兵……などなど彼女の興味は尽きない。

「……」

 刺さるほどの視線を浴びている本人は気まずい思いをしているのだが……