そろそろ夕食の時間にさしかかる──番号が放送され2人はレストランのある車両へ移動した。

 テーブルに着いて料理が運ばれてくるのを待つ。

 家族とはよく旅行しているベスだが、こんな風に1人で鉄道に乗ったのは初めてだ。

 そして目の前には心惹かれる魅力的な男性。

 それは彼女だけのガード……開放感と優越感が少女の心を支配した。