プライム・レディ

「がふっ!?」

 ショックで気絶した男の拘束を解いて縛り直す。

 引きずって通路にいる男たちに引き渡した。

「今の人たちは……?」

「鉄道員だよ」

「ふうん」

 もちろん嘘で彼女の親が雇っているガードたちである。

「……」

 彼らがどうにかするだろう……ドアを閉めて少し眉をひそめた。

 持っているものから見て狙いはベスだ。

 鍵をかけて出たハズなのに開けられていた。

 相手はピッキングも得意らしい。