プライム・レディ

「! どこ行くの?」

 立ち上がった彼を見上げる。

「食事の予約をね」

「1人にするつもり……?」

「いいや」

 彼の薄く笑った顔を一瞥し部屋から出る背中を付いていく。

 受付をしている男に予約を申し込むと番号を伝えられ個室に戻る。

「! ……」

 ドアを開けようとした彼の手が止まった。