「え、死なない?」

 正式に雇いたいと言われたとき、彼は危険性を考え仕方なく不死である事を暴露し、

「自分を雇うのは止めた方が良い」

 と簡単な説明をした。

「だったら安心よね。ママ」

「え、ええ……そうね」

 少女の笑顔に乗せられるように頷く。

「……」

 こりゃだめだ……彼は手で顔を覆った。