お嬢様と執事の関係











「やっぱり駄目だよね。

 ずっと関係なんてなかったし・・。

 忘れちゃっていいよ。」

ちーくんは
手を伸ばして
私の頭をくしゃくしゃした。

この行為にも気持ちが
入ってるとするならば
もっと早く気がついたのかな・・

「ちーくん。

 ・・・・ごめん。

 こんな私を好きになってくれてありがとう」


「いいよ。

 まだ稜哉のこと忘れられないんでしょ?」

えっ・・・?

なんで・・・

分かってるの・・?

「何年愛を見てたと思う?

 愛が稜哉のこと好きなぐらい
 見れば分かったよ。

 気持ちに蓋しちゃ駄目だよ。
 愛の幸せが僕にとっても
 幸せなんだから。

 早く会いにいきな。」