愛子が居なくなってから
一ヶ月頃に
執事の仕事を休んでくれと
たのまれた

でも
戻ってきてくれって事は
愛子家に戻ってきたのだろうか?

そうだと・・・

嬉しいだけどな・・・

「誰の?」

「知らん。

 顔見てから決めてくれば?

 家を継ぐのも継がないのも
 稜哉の勝手でいい。

 工藤家みたいに
 必ず後継がせようって
 気はないから
 
 お前そのこと覚えとけよ。」

親父は
兄たちと仕事をしている。

でも
そんな兄たちのも
継ぐのは自分で決めろって
言ってる。

そういうのが
昔から知ってたから
工藤家が普通とは違うって
ずっと思っていた

愛子に出会ってからは
それが変わった。