ちーくんは多分今部屋に居るよね?

ちゃんと
答え見つけたんだもん。

伝えなくちゃ。

「ちーくん。入っていい?」

「どうぞ。」

変わるのは私

ちゃんと・・

ちゃんと・・

言わなくちゃ。

「養女やめる。

 宗助さんに嫌われてもいい。

 私は今。

 ちーくんの会社で

 働いてるほうが自分らしい。」

ちーくんは
私に近づいてきて
髪の毛をくしゃってした。

「頑張りました。」

ちーくんは
それ以外何も言わずに
ずっと
私の髪の毛を撫でてくれていた。