お嬢様と執事の関係


「うん。ごめん。」

心配してくれる人がいた。

「ごめんはいいよ。

 愛子が電話の向こうに居るし。

 で。

 居なかったことはなしてもらいますからね。

 明日空いてる?」

・・土曜日。

ちょうど会社休んでいいよって
言われてたから平気そう

「空いてるよ。」

「よかったぁ。

 愛子と連絡取れて。

 私のこと信用できなかったの?

 信用されてなくても
 
 私は愛子の友達だとおもってるから。

 明日ね。」

千穂が泣いていることに気が付いた。

私は、千穂の気持ち考えてなかったかも。

自分の事ばっかりで

逃げ出す道ばっかり
考えていて。

千穂が居てよかった。