お嬢様と執事の関係



私は
家のことは関係ない。

「もしかして言ってはいけないことだった?

 ごめんね。」

「いえ。瑠夏さんすみません。

 事情があるだけです。」

「傷付けたかなと思ったよ。」

瑠夏さんには関係ないのに
八つ当たりみたいなこと
しちゃったなぁ・・・

そんなことを忘れたかのように
私たちは
ずっと喋っていた。

「よろしくね。

 これからも。愛ちゃん。」

「はい。瑠夏さん。」