「社長の彼女だったりするんですか?」

へっ?

彼女?

「僕の彼女ではない。

 血の繋がってないいとこ。」

「奪っても怒りませんよね?」

冗談で言ってるのか
本気なのか・・・

ん・・・

いまいちわかんない



「直哉にはわたさないよ。」


社員らしき人だと思うけど
ちーくんは笑っているようで
笑っていない。

ちーくん・・・

そこまで嫌だっていう雰囲気
出さなくても・・・


「愛にここの仕事関係教えてあげて。

 瑠夏。よろしくたのむよ。」

「あっ。はい。」

ちーくんは私の耳元で

「終わったら社長室においで。」

って囁いて仕事に戻った・・。