刹那の憂い(セツナのウレい)

「何となく」


「いいけど・・・」


急に、頭が働かなくなってきた。

何だ?

考えるのが面倒くさい。


「いいけど?」


「ん・・・ごめん。眠い」


「オレ、説明したように、時間を無駄にするの嫌なんだ」


「・・・うん」


あ、ダメだ。

ただの気のない相槌になってる。