刹那の憂い(セツナのウレい)


あたしがステージを見上げた瞬間。

ヴォーカルが、

あたしを見た。

艶やかな、その目つきで

あたしを見、

パッチリと片目を閉じた。

・・・つまり、あたしに向かって、ウィンクをしたんだ。