刹那の憂い(セツナのウレい)


可愛い、刹那の、穏やかな、笑顔。

でも、

刹那は、一瞬、遠くを見た。

その瞬間に、あたしの存在が、

刹那の中から微塵も残らずに消え去ったのがわかった。

振り返ると、

綺麗な女のヒトが立っていた。


「久しぶり、刹那。あたし、離婚したの」


彼女は言った。




end

読んでいただいて感謝です。



2011・9・30までかかって書き直しました。

続編は『無敵のキラリズム』です。よろしく。

完結してたのですが、書き直して続いてます。