刹那の憂い(セツナのウレい)

「・・・とりあえず、入んない?」

あたしは、なぜだか素直に従った。

やっぱり、殺風景なくらい、何にもない、部屋。

けど、小さなテーブルが増えている気がする。

あたしは何となく、そのあたりに座わり込む。