『優人なんか嫌い、大嫌い』 「俺は紗英好き、大好き」 『だから私じゃない女の子にも同じ事言ってるんでしょ?』 「言わないよ」 『嘘、だって教室で女の子の頭撫でてたもん、さっきの女の子と…手繋いでた』 「???」 『私は、そんなの嫌なの』 私の怒りがわからないのか 口をポカーンと開けて 私を見る優人 『だから、もう別れる』 やっとホームに入ってきた電車に乗り込み家へ帰った