『……優人?』 「紗英?どうした?」 『………』 「紗英?泣いた?どうした?」 私を心配そうに覗きこんで 私の頬に手を添えた 優人の手を バチン 「さ……ぇ?」 『アンタのせいじゃん、優人が、そんなんだから………軽いって……ひっかかる女はバカだって……言われるんだよ…もういい』 こんな駅前で、しかも涙を流しながら大きな声で みんなが注目してるのが分かる 端からみたら……三角関係のもつれ? みたいな感じかな? だって優人の横には、綺麗な女の子が立って 唖然としてた