「あれ?紗英?」 靴に履き替え、外に出ると 百合と何人かのクラスメート 「優人くんは?」 『うん…忙しいみたい』 苦笑いした私 「優人って隣のクラスの?」 『うん』 「あいつ、かなりチャライよね」 知ってる 「アイツいっつも女が違うって噂だし」 『………』 「軽すぎて、空飛べそうな勢いじゃない?」 『………』 「あんなのに騙される女の気が知れねぇよな~?」 『………ぅ…』 「ん?」 『うるさいって言ってんのー』 気がつけば、私は走りだして涙が流れてた。