教室に入ると


私の机の上には高橋が座ってた


『おはよう』


「おっおはよ!悪い」


机から降りた高橋は


私の横から動こうとしない

『ん?』


「俊哉と付き合うんだって?あいつさぁ、昨日電話で興奮して話してた」


『うん、そうなんだ』


「…でも…まさか…優人と別れるなんて思ってなかったからさ…良かったのか?」


高橋は、私と優人を気遣うように


遠慮がちに聞いてきた