「ごっごめん」


真っ赤な顔をして 私の頬を手で拭く俊哉くん


「つい…ごめん」


俊哉くんの手首を掴んで、謝る俊哉くんを止めた


『ううん…いいの…』


「俺…紗英ちゃんがマジで好きなんだ、会った時から、ずっと…紗英ちゃんの事考えてる」


『ありがとう』


「だから…」


『うん…別れてくる、ちゃんと別れて…俊哉くんの所に来るね』




こんなにも私を思ってくれてる人を…振るなんて出来ないよ