……痴漢だ…っ。

どうしよう…、
どうしよう…っ、


怖くて声が出ない。


その手は、あたしのお尻をサワサワと撫でまわす。

…イヤ、気持ち悪い…っ。


「…っ…、」


ギュッと目を瞑って下を向く。
両手を握りしめた。



…怖い怖い怖い…


…怖いよ…、

………高山君っ。









「……アンタっ、
……何やってんだよ…!!」