気付いたら、
走ってた



貴方の隣にいるのは
あたしじゃない



頭の中では
さっきの光景が
ずっと、映し出されて




最後に見た貴方は
彼女と腕を組んだまま

笑ってた






 涙が
  溢れた






――その瞳が映す――




貴方の世界に
あたしはいますか?