「ふ~~。あのおばさん人使い荒すぎでしょ…。」


ぶつくさ文句を垂れながら、お母さんから渡されたメモを見る。
ツラツラ何行にもなって綴られた買い物リストを
家を出て、約2時間。
やっとコンプリートすることが出来た。


「はぁ~…。
さっさと帰ろー。」


何度目かのため息を落として、駅前の商店街から家路につく。








「…………え…?」


思わず足を止めて立ち止まる。

一点から目が離せなくなる。



…だって……、

……あれは………




「……高山君……。」