チャイムの音を聞きながら

俺はゆっくり息を吸う。



まぁ
ちょっとベタすぎるキッカケだけど、

ありがたく利用させてもらうよ。





俺が呼んだら、

キミは振り向いてくれるかな






 秘めた想いも
  この声に乗せて









「―――相沢っ!!」







――君の名を呼ぶ――




振り向いた君は
優しく笑った