「あら、てる。」



絵美がふらふらしながら、やってくる。



立ち上がって、絵美を支えた。



「なんだよ、らしくねえな、こんな酔っちゃって。」



絵美はこの中で一番酒が強い。



どれだけ飲んでも酔えないというくらいで、こんな絵美を見たことがない。