私は、彼の働くオフィスが入っているビルの前で壁にもたれかかり、彼が出てくるのを待っていた。



いつも残業で、夜遅くなるが、月に一度ノー残業デイがある。



その日はこうして、夕方5時前にここで待つのが習慣になっている。



そういえば、待ってるってメール入れなかったっけ。



ま、いいか。



彼もわかっているだろう。