「ってゆーかさ、中根と倖ちゃんの代返してあげなかったでしょ?」



学校近くのファーストフードで、あたしたちはシェイクを飲んでいた。



「中根はあずとデートだろ、ラブラブなヤツには天罰だ。倖ちんは成績いいからい−の。」



そう言って、てるが私のシェイクのストローに口をつける。



「こら。」



「いいじゃん、チョコ味ちょっとちょーだい。」


仕方なく、シェイクを渡す。