そこで言葉を切り、なかなか貴方はその先を続けようとしない。
「何なのよ?」
「いや…その、あー…お、俺の勘違いだったらいーんだけど!!」
「だから何?」
言いたいことがわからない。
「お前さー…俺に隠してることあんだろ?」
ギクッ。
「しかもめっちゃくちゃ、悩んでんだろ?」
ギクギクッ。
な…
何ぃぃぃっ!!!?
「…そ、んなこと…無いけど」
そんな…
「嘘つけ。目ぇ泳いでんぞ」
そんなぁぁっ!
今まで、ずっと、親にも親友にも学校のせんせーにも塾のせんせーにもずぅーっと隠し通せて来れたのにっ!!
こいつとは…再開して1日にも満たない。
嘘でしょお!!!?
「ホントに…何でもないんだって!!」
「…俺には言えないことなのか?」
あんたに1番言えないことなのよぉぉっ!!!
「…いや、そのぉ…あの、」
「はぁ…。いーよ。無理して言わなくて。俺も…しつこく聞いて、悪かった」
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