「・・・・・」 ああ、いつも、私がピンチになったとき、助けてくれたヒーローは、王子様は、あなただった。 「だ・・・誰!?誰!?」 男は、ひどくあわてた様子で、おどおどしている。 「・・・蒼井、大丈夫か?」 「・・・・・」 ああ、聴けた。 やっと、安心できる、あなたの声が。 『大丈夫』が。 「ど、して・・・」 「どうしてもこうしても、探したから」 よく見たら、たくさん汗をかいていた。