「抵抗するなんて、可愛い子だなぁ」 やめて。 「大丈夫だよ、僕が守ってあげるから」 大丈夫じゃない。 あなたが、『大丈夫』なんて言うな。 言っていいのは、私の、大好きな、大好きな、愛しいあの人だけなのに。 男は、実凪の口をハンカチでしばった。 そして、実凪の両手は男の片手によって、ふさがれる。 挙げ句の果て、男は、とうとう実凪の太股に手をやった。 「ッ!!」 いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ。 触らないで、触らないで。 ふれてもいいのは、あの人だけ。