まっちゃんの隣の子って、絶対彼女だよなぁ・・・。 ダメだ。 下を向くと、涙がでる。 そう思い、上を向いた瞬間だった。 「きゃあっ!!」 ドサッと落ちたカバンは、重い音がした。 目の前には、口角のつり上がった男。 リュックを担いだ、秋葉系のオタクっぽい。 助けを求めようにも、この道は、人通りが少なかった。 叔母さんのいる病院へ行くため、この道を通った。 そうだ、こんな時間に、病院に来る人なんて、あまりいないじゃないか。 「・・・ッ!」 声を出したいのに、声が出ない。