「たでーま」





「おっかえっりなっさあああいっ!!」






満面の笑みで向かえてくれたのは、蒼井。






「・・・・・」





「え、ちょ、その顔なんスか。傷つきますよ。乙女の心えぐってますよ」





「理科、終わったか?」





「へーい!もちろん!でもって、読書感想文も終わらせてー、今、国語のプリント最中」





「そっか。頑張ったな」






そう言って、スニーカーを脱ぎながら、蒼井の頭をぽんぽんとたたく。





「へへっ、頑張りましたっ♪」





時計を見ると、4時。




微妙な時間帯だ。