「お前、やっぱおもしろい奴だなぁー」 小さく吹き出した京は、やっと病院から出た。 涼しかった空気は、一気にむわぁっと熱い空気となった。 「余計なお世話です!」 噛み付くように言ったその声も、俯いていたので、小さい。 「じゃ、旭家目指すか」 「ラージャ」 俯いたままの蒼井は、もうほっといて、俺は蒼井の腕を引っ張った。 「『後で、アイス食べさしちゃる』」 よく、あの関西丸出しの母が言っていたセリフを、そのまま蒼井に言った。 「た、食べさしちゃる・・・?」