桜川病院につくと、あいかわらず涼しい。 「っあー!涼しぃー」 正輝が背伸びをしながら言った。 背伸びって・・・お前はさっきまで寝てたのか。 「俺、ちょっと旭さんの所、挨拶行ってくるから」 「じゃー、俺たちは蒼井っちの所にいるねー♪」 にっこりと笑った正輝は、亜子と一緒に実凪の部屋の方へと向かっていった。 あいかわらず、笑っても優男風だ。 それに比べて、京は無愛想なので、女は全部正輝の方へと向いている。 それは、もう昔からだった。