「いいじゃないかっ!行きましょ行きましょ」 亜子ちゃんは、よほど蒼井に会いたいのか、駆け足で廊下を歩いていた。 「まぁずいぶんと・・・」 「亜子ちゃん可愛いねぇ♪」 「・・・・・」 正輝は、幼児を見るような目で、亜子ちゃんを見つめていた。 いや、眺めていた、と言う方が正確だろう。 「・・・行くぞ」 「へーいっ♪」 夏休み・・・いや、病院を出たら、学校に知らせねぇとな・・・。 校長、驚くだろうな・・・。 すると、ふと頭の中に、教頭のヅラが浮かんだ。 「ブフッ!」