駄菓子屋から旭家は、そう遠くはない。
かと言って、近いわけでもない。
とにかく、全力疾走だ。
「大丈夫かお前ら!」
「け、京ぴょん早い・・・」
「京ぴょんって、運動神経いいんだね・・・」
ぜぇはぁ言いながら正輝たちはついてきていた。
お前ら二人が運動不足なだけじゃねぇか?
そう思ったが、心の中にしまっておくことにした。
「亜子ちゃんは、なるべく蒼井の救出な。俺と正輝で、もし暴れてるヤツいたら取り押さえるから」
「うん」
真面目な顔の亜子ちゃんは、こくりとうなずいた。
「正輝も気を付けろよ。まぁ、男二人いたら、あの叔父ぐらい取り押さえれるけど」
「へーい!」
気の抜けるような声で正輝は返事をした。


