蒼井からの、確認電話はいっさいなかった。
でも俺はちゃんと約束を破らずにやっていた。
もし、蒼井と会ったとき、破ってナイということを証明するために。
「はぁ・・・」
もう、8月に入ってしまった。
今日は8月の3日。
そろそろテストの問題作ろうかなぁとか思うけど、暑さに負けて、どうしてもだらだらと過ごしてしまう。
しかし、だらだら過ごしていると、どうしても蒼井の泣き顔が頭に浮かぶ。
笑顔が、浮かぶ。
俺はいつからあいつの顔をはっきりと覚えたのだろうか。
ただの生徒だったのに。
普通の、どこにでもいるような生徒だと思っていたのに。
真っ先に思い浮かぶのは、キミの笑顔。


