「電話、こないねーー」
正輝は、どことなく寂しげに言った。
しかし、興味のなさそうな表情にも見える。
「しょうがないよ。蒼井さんだって言えないことはあるし・・・まず、オドされてるかもしれないからね」
苦笑いで亜子ちゃんはチャーハンを食べた。
「待つしかねぇだろ、どうせ」
俺たちにできるのは、待つことだけ。
助けを求められたら、1分1秒でも早く助けることだけ。
今は、待つことしかできない。
京は、そう発したあと、ガツガツとチャーハンを食べているだけであった。
誰も、言葉は発せず、ただご飯を食べて。
部屋には、テレビの音しか流れてこなかった。
そして、1週間がたった。


