「・・・・・あ、」 イスの背もたれにもたれると、逆さま姿の亜子ちゃんがいた。 「うっわぁ!!」 「京ぴょん、お疲れ様」 「あ、うん。ありがとう。亜子ちゃんもお疲れ」 『京ぴょん』、そう言う亜子ちゃんの声が妙に色っぽいのは気のせいか。 亜子ちゃんは、俺の隣のイスに座った。 「正輝は?」 「えっとー・・・先に行っててって言われたよ?」 「どっか寄り道?」 「みたいだね」 くすりと笑う亜子ちゃんは、リスみたいだった。