「・・・おぉ、ちゃんとできてますねーー。夏休み前より、顔綺麗になってますよ!」 「・・・そうか?」 俺は、顔を触ってみた。 けれど、綺麗かどうかなんて分かるはずもなく。 「分っかんねぇわ」 「だはは♪ですよねーー」 じぃっと蒼井の顔を見つめた。 すると、また頬にかすり傷があった。 「・・・どした?その傷」 そっと俺はその傷をなでた。 「え?あぁ、いや!!何でもないですよ!!いやはや、どこかですったみたいですねー」 「・・・・・そうか」 やっぱり、隠してるよな。