「なぁーんか・・・焦ってたんだよなぁ」





「蒼井っちが?」





「おう。なんか、今にでも切らないと、何かが終わりそうな感じだった」





「何かって?」





「知るかバカ」





「・・・ふぅーん・・・ヤバくなってきたね」





スプーンと口にくわえ、滅多に見せない真面目な顔をした正輝は、何かを知っているかのように、つぶやいた。





「・・・ヤバい、か」





「うぉ・・・!ちょ、京ぴょん!吐く!!」





「またですかぁぁぁぁ!?」









スプーンをコーヒープリンの容器に戻し、正輝は駆け足でトイレへと向かっていったのであった。