「てか、『ごまんなさい』って何ですか!?」
俺は、しゃがんで、蒼井に手をさしのべた。
久しぶりに女と歩いたもんだから、自分勝手な行動をしてしまった・・・。
「ホント・・・ごめん。ほら、手」
「え」
たくさんの人がいるなか、コケさせてのは本当にマズかった。
はずかしいだろうに。
「あ、あああありがとうございます・・・///」
蒼井は照れたのか、ちょっと頬を赤く染めて、下を向いた。
「・・・服、ちょっとよごれたな」
「え?あー、別にいいですよ?あんまり分からないですし!!」
「・・・なんか、ごめん」


