「さよーならー」 そう言って、蒼井は手を振って帰っていった。 「・・・??」 また、首に青いあざがあったように、腕にも青あざがあったのは。 気のせい、だよなぁー。 「ふあぁぁ」 そう思い、俺は、短いあくびをして、自分の家に戻っていった。 でも、何かやっぱりひっかかることがあった。 「なんか、モヤモヤする」 蒼井を、ほおっておいてはいけないような気がした。