ざわざわとなる場内。


「あたしが勉強いやになってきて、マナが成績落ちたから勉強したいっていいはじめて…」


ウソだよ。


「たまに交換したりして。」

ウソ。


「あの日も交換しててっ…」


さっきあれだけ
出なかった涙が
もう止まらなくて。


パパはあたしに近づいた。


「マナで良かった―…。」





そう呟いた。