「とっても似てるわね…」



両親でさえ
間違える程の似よう。


あたしは、
マナは誇りに思ってた。
アイはどうだったか
わからないけれど。


似てるのは運命だって。
これは嬉しいことだって。


あたしたちが
双子じゃなくて
普通の姉妹だったら。
僅差で先に生まれてきた
あたしがお姉ちゃんで
アイが妹だったら。


アイは、
生きていた。