P.S.15歳のあたしへ




「おぃ,お前」



あたしが一人の銀髪の前を通り過ぎるとき上から声がした。



「屋上に誰かいたか?」



は?



「いた…けど」



あたしはぼそっと答えた。



「そか。ちょ,ユウ呼んできて」



銀髪は眉なしの丸刈りに向かって言った。