「ふーん。」




奏恵はそういって、私の前に立った。



そして耳元でこう言った。




「じゃあ、前みたいにカラダ売りな?」










凍りついた。








確かに私はカラダを売ってた。










でも…。







もうそんなこと、出来ない。





「え…………。」







「言っとくけど、ただカラダ売るだけじゃないから。証拠として、あたしに写真…持ってきて。」












――――――奏恵?