「ユウヤ…………」








奏恵はかすれた声でそう言った。







「奏恵…ごめん、俺………」

「好きだったよ…私は…」







―――――ごめん、 










そうユウヤは奏恵に言った。 







「国井…俺」
「渡さねえ…」








雅人はユウヤのシャツを握った。 






ユウヤも







「………負けねー…」









――――どうして――








どうしてこんなに苦しまなきゃいけないの…?








好かれていたいだけなのにね…







あたし達4人ともさ…







おかしすぎるよ…